こんにちは😆
てるうさのやまじです。
久しぶりのブログ更新ですが、ご訪問いただきありがとうございます。
最近、プラットホームが多いので使い分けをしようと思い、
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ちょっと前になりますが、2月11日連休の中日の日曜日。(2024年2月)
どうしても行きたいイベントがありましてお休みをいただき奈良まで。
めちゃめちゃ久しぶりの奈良。
最近、京都によく行くけど奈良はめっきり来てなくて
猿沢池こんなに浅かった?
たしか、采女が身を投げた伝承があったような?
しかし、浅っつ。足つくで。
もしかしたら実は沼ってるとか・・・・。
めっちゃ深いとこがあるのかもしれない。
と、あほなことを考え、
せっかく奈良に来たので、久しぶりにお邪魔したかった
日本一古い砂糖問屋の砂糖傳さんに。
中もレトロで萌え感ばっちり。
こちらで御門あめを購入。さて何に使おうかなぁ。
現在地は、目的の氷室神社さんまで
ちょっと離れている為急いで出発!
道中、奈良と言えばの鹿さん。やっぱりかわいい。
本当に久しぶりなんでキョロキョロ。
挙動不審。
新しい発見や気になるお店が多すぎて興味が止まりません。
あー。散策ゆっくりしたいわー。
でも、早く目的地の氷室神社さんに行かなくては・・・・。
しかし、今回なんでいきなり奈良で氷室神社さんに向かっているの?ってお思いでしょうが
ちょっとマニアックなんですが、
氷にゆかりのある氷室神社さんで開催された
「あまづらはじめ」に行くためでございます。
「あまづらはじめ」のあまづらってなに?
そもそも今回のキーワード「あまづら」ってなに?
ってことです。
アマヅラ(甘葛)とは、甘味料のひとつである。砂糖が貴重な時代には水飴と並んで重宝された。
一般的にはブドウ科のツル性植物(ツタ(蔦)など)のことを指しているといわれる。一方で、アマチャヅルのことを指すという説もあり、どの植物かは明かではない。
アマヅラ – Wikipedia
ウィキペディアではこのように書かれていて、今では、幻となった甘味料です。
ちなみに砂糖傳さんで購入したのがここに書かれている水あめでございます。
かき氷の歴史が知りたい
知りたがり~のヤマジ。
かき氷を販売している手前ちゃんと歴史をしっておこうと思い立ち、しょうもない探求心がもくもくと湧き上がる。
探求衝動を抑えらずかき氷の歴史をたどったところ
なんと平安時代の枕草子。
すごくないですか?1000年前の人も同じものを食べてるって。
それも夏に。冷凍庫ないねんで。
日本人どんだけ氷好きなん。
昔、氷の保存は氷室を使うことを知っていましたが、こんな昔から使ってたのに驚き!
じゃシロップはなに?ってなったわけです。
素で氷だけ食べてたの?
なにかけてたの?
清少納言の枕草子第四十二段「あてなるもの」にかき氷の記載があるとのこと
枕草子は知ってたけど全部は読んでないから
お恥ずかしながらかき氷が載ってるって知らんかった。
(原文)
枕草子第四十二段「あてなるもの」あてなるもの。うす色にしらかさねの汗衫(かざみ)。
かりのこ。削り氷(ひ)にあまづら入れて、あたらしき金鋺(かなまり)に入れたる。
水晶の数珠(ずず)。
藤の花。
梅の花に雪の降りかかりたる。いみじううつくしきちごの、いちごなどくひたる。
http://makura.choice8989.info/main/makura42.html
上品なもの。
薄色(うすいろ)に白い重ね着をした汗衫(かざみ・女児の上着)姿。
カルガモの卵。
削った氷にあまづら(ツタの樹液を煮詰めたシロップ)を入れて、新しい金属のお椀によそったもの。
水晶の数珠。藤の花。梅の花に雪が降りかかったようす。
とっても可愛いちびっ子が、イチゴなどを食べているところも!
こんなこんな感じで書かれてます。
ここに書かれている「甘葛(あまづら)」
というのがシロップだと。
これは食べたい!
が、しかしどう作るんだろう?
と、ここ数年色々調べていましたら、
あまづらを作るイベントがちょうど2月にある。
これはタイムリー。
逃すわけにはいかない!というわけで奈良まで行ってきました。
しかし、最後に書かれているちびっこが食べてるいちごも気になるわー。
どんないちごやろ。
氷室神社はかき氷ゆかりの神社
開催場所は、奈良の氷室神社さん。
東大寺や春日大社の近くにあります。
先にも書きましたが、
氷室とは、氷を夏まで保管する場所の事。
歴史は古く、氷室神社さん発行の「なら氷室」によると
奈良の氷室社は、平城京とともに和銅三年(七一〇)に御笠山麓に創建されたと伝えられていますが詳しい所在地は不明とのこと。
オカルトマニアのやまじ。
オカルトを楽しむためには神社仏閣・神話・伝承・歴史・民俗学などなどの雑学を知らないと楽しめないってことでわりとマニアックにその辺が気になる。
ずーっと前からなんでここに氷室神社さんが鎮座されておられるのか私的に謎だったのですが氷室社や氷室、氷池があったのが三笠山山麓とのことで腑に落ちました。
奈良がかき氷の聖地と言われる由縁に納得です。
しかし、1300年も前ってすごない?
氷室ってめっちゃ古い技術やったことに驚き。
枕草紙が書かれたのが西暦1000年前後くらいということはそれより300年前から氷を保管していたとなると、かき氷のようなものを食べてた可能性があるかもって思うとロマンが広がる!
かき氷すご!
しかし、日本人氷好きやな~。
「あ~っつい夏に絶対氷食べたるねん」って氷に対するすごい執念のようなものを感じる。
これはもう日本人のDNAに組み込まれてるんとちゃうかとさえ思う。
ちなみに氷室神社のご祭神は、
大鷦鷯命
オオササギノミコト
闘鶏稲置大山主命
ツゲノイナギオオヤマヌシノミコト
額田大仲彦命
ヌカタノオオナカツヒコノミコト
実はここに祀られている
オオササギノミコト様はなんと仁徳天皇のこと
仁徳天皇さん氷食べてはったんや~。
堺市民としては、ご縁を感じます。
実は、奈良の天理にもう一つ氷室神社さんがあってこちらでは、再現された氷室があって毎年夏まで氷を保管されているそうです。現代の氷室も興味あります。
そんなかき氷ゆかりの氷室神社さんで平安の甘味料あまづら作りが行われました。
長くなったのでイベントの内容は、次回へ続く!
前振り長すぎ~。まだ氷室神社さんに着いてませんやん。
ご興味のある方もう少しお付き合いくださいませ。